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令和5年度 卒業生インタビュー

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令和6年度 受講生インタビュー

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「うるま創業スクール」の実践で得た学びを生かし畑で事業展開

下條夫婦

● 異業種の起業家との出会いで広がるアイディア

● 事業化への1歩を踏み出せたのが大きな成長

● 「うるまチャレンジマルシェ」ではアンケート調査で市場のニーズをキャッチ!

● 祖父の大事な畑を受け継いでゼロからスタート!畑を有効活用しみんなのよろこぶ顔がみたい

異業種の起業家との出会いで広がるアイディア

Q

「うるま創業スクール」に参加したきっかけはなんですか?

下條龍哉さん(以下、下條(夫)):夫婦で参加させていただいたのですが、今後ふたりで事業をしていくにあたり、基礎となる起業の知識や計画の立て方などをていねいに学べました。お互いの共通認識もできたのでとても良かったです。

 

下條(妻):託児サービスがあったので、私も参加しようと思いました。講座中ずっと子どもを預かっていただいたおかげで、すべての講座に参加できました。ほかにも同じ月齢くらいの赤ちゃんがいたので、ママさん同士一緒に頑張ろうとコミュニケーションがとれたのもよかったです。

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Q

「うるま創業スクール」を受講して感じたメリットがあれば教えてください。

下條(妻):いろいろな業種の方と話し、アイディアを聞いたり事業を知ったりと、すごく刺激的でした。みんなの活動や動き方を知って自分も頑張ろうと思えたし、みんなのことを応援しようとも思えました。また横の輪も広がり、今後一緒になにかする際の種まきや人脈作りもできてよかったです。 

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Q

実際に誰かとのコラボは決まりましたか?

下條(妻):コラボできそうな相手は多数見つかりました。

 

下條(夫):もともと畑の事業のひとつで体験農業をやろうと考えていたので、キッチンカーでかき氷を販売している「PARA PARLOR」さんとコラボした農業体験を、実現に向けてすでに動いてます。

 

下條(妻):あとは、畑でバニラビーンズを栽培したいと「RUSTIC BAKEHOUSE」さんに話をしたら、「こういう使い方もあるよ」といろいろ教えていただきました。 異業種の人と話をして、それぞれのやりたいことについての専門的な情報が聞けてよかったです。

 

下條(夫):今後ワークショップや農業をするにあたって、私たちだけで進んでいくと知識が偏ってしまうのではないかと不安に思っていました。最初は右も左もわからない、ビギナーな状態でしたので...

 

しかし異業種のみなさんと出会い、一緒に学びを深めていくなかでいろいろなお話を聞け、柔軟な考えになり視野も広がりました。特化型も、もちろんいいのですが、なにかと掛け算し合うのも今後は必要なんじゃないかな?と思いました。ふたりでは予想し得ない角度から新しいことが生まれたり、奇想天外なことが多くなりそうでワクワクします。

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Q

「うるま創業スクール」のなかで、1番よかった講座はなんですか?

下條(妻):印象に残っているのが、倒産のシミュレーションをする講座でした。会社が倒産する理由をグループワークで出し合う作業があったのですが、サラリーマン時代に2回会社が倒産したのを思い返し、スラスラ出せました(笑)。

 

あとは、自分が会社を運営している設定で、お金の流れを見る機会がありました。とてもリアルで、お金の使い方を間違えると会社がつぶれるというのがすごく身にしみました。

 

講座をとおして、会社が倒産する原因とそうならないためのあれこれを考えられ、過去の経験が今回の学びにつながりました。

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事業化への1歩を踏み出せたのが大きな成長

Q

「うるま創業スクール」でチャレンジしたことや成長したことはありますか?

下條(夫):「うるま創業スクール」への参加自体がチャレンジでしたね。やりたいことってたくさん頭に浮かんでいるんですけど、道筋もちゃんと立てなければ優先順位も分からなくなります。講座をつうじて、漠然としたものを自分のなかでちゃんと整理し、そのうえで夫婦間で整理し合うのは、かなりチャレンジングでした。

 

下條(妻):子どもを保育園に入れてから仕事を探す予定でしたが、産後半年くらいで「うるま創業スクール」の話がありました。今回子どもを初めて預けるので不安に思っていたので、家族みんなでのチャレンジでした。

 

下條(夫) :ただチャレンジできたおかげで、いまやっていることは時間はかかるけど未来につながっていると理解できました。バニラビーンズ栽培や販売、発酵ワークショップやバナナ栽培など順序を立てていきながら、ベースにしていきたい事業が明確になったのはかなり大きく成長したと思います。

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Q

いま取り組んでいる事業のうち、なにを収入の柱にしていこうと考えていますか?

下條(夫):いま取り組んでいる味噌づくりワークショップを収入の柱にするのは難しいと感じています。ですので、今後はバニラ栽培を中心にしていきたいです。

 

ただ植え付けから収穫して、キュアリング発酵(農作物に対して行われる発酵や乾燥の工程)を経て商品化するには、少なく見積もっても4~5年はかかると計画しているので、準備ができるまではサラリーマンでいるつもりです。

 

本業も微生物など発酵に関わる事業なので、いまやってる事業は本業に生かせますし、本業で得た知識を事業にも生かせています。畑の準備をしつつ発酵の魅力も伝えていきたいので、両方の歯車を回しながら将来を見据えてずっと仕込み続けていくつもりです。

「うるまチャレンジマルシェ」ではアンケート調査で市場のニーズをキャッチ!

Q

「うるまチャレンジマルシェ」での出店はどうでしたか?

下條(妻):夫とふたりでお店を出す夢が漠然とありました。まだまだ先になるなと思っていたところ、「うるまチャレンジマルシェ」で早くも夢が実現しました!

 

下條(夫):本当は味噌作りワークショップをやって、味噌作り講習会の集客につなげようと思っていました。しかし、すでにワークショップは3月の枠が埋まっていたので、集客を目的とせずに楽しんでやろうと切り替えました。

 

ワークショップを開催するかわりにアンケートを作り、ブースに足を運んでくれる方たちがなにを考えているのか、味噌作りに興味があるのか、などを探りました。

 

実際に多くの方が「味噌作りに参加したい」「興味がある」と回答してくれました。興味があると回答した方の大半が、味噌を作ったことがない方だったので、しっかりニーズがあるなと確認できました。

 

さらに、初めて味噌作りをする場合、1〜2キログラム作りたいと思っている人が多かったのにも驚きでした。一般的に販売されている市販の味噌が600〜700グラムほどなので、ちょっと多いくらいですね。思ったよりも多い量が需要があると知れたのは、いい収穫になりました。

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祖父の大事な畑を受け継いでゼロからスタート!畑を有効活用しみんなのよろこぶ顔がみたい

Q

畑をされているとのことですが、実際どんな活動をしていますか?

下條(夫):亡くなった祖父が趣味で使っていた1000坪ほどの畑を、開拓しています。よく家族3人で畑を散策するのですが、とても気持ちがいい場所です。せっかく出産を機に沖縄に帰ってきたので、祖父が残してくれた畑を有効活用したいなと思っていました。

 

あとは祖母から「祖父が楽しんでいた畑が、うっそうと茂ったジャングルになっているのが耐えられない」と聞いていたので、孫のひとりとしてやるよ!と手をあげたところから始まりました。

 

名古屋から帰ってきたのが2024年3月で、ジャングル化している土地を畑にするのに鎌1本からスタートしました。開拓が進んでいまはジャガイモ・バナナのほかにも果樹を植えています。

Q

おふたりのネクストステップを教えてください。

下條(夫):畑を活用してコミュニティを広げていき、農業体験ができるようにしたいです。とくに子どもたちに体験できる場所をつくってあげるのは、すごく重要だと考えています。子どもや家族においしい島野菜や南国フルーツも食べさせたいですね。

 

体験や収穫で祖父の畑を有効活用することによって、祖母も亡くなった祖父もよろこぶのではないかなと思います。そういう思いが詰まった畑です。 継続するためにも事業化した方がいいと思ったので、準備を進めていきたいです。

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下條龍哉さん(ご夫妻)

Instagram:https://www.instagram.com/tatsuki_fermentation/

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