スクール卒業生インタビュー
〜卒業から1年の歩み〜
interview

「うるま創業スクール」卒業後発足!現代版の寺子屋で子どもたちの自信を磨く
屋宜 由樹さん
● 元小学校教師が寺子屋を設立!世界に羽ばたく子どもたちをサポート
● 「うるま創業スクール」卒業直後に会社設立!創業1年未満で生徒は着実に増加中
● 事業計画をしっかり立てて準備万端で起業!
● ネクストステップは英語教室の展開
● 子どもたちの成長をサポートするだけでなく、自分も一緒に成長
元小学校教師が寺子屋を設立!
世界に羽ばたく子どもたちをサポート
──「うるま創業スクール」を受講してよかったことを教えてください。
11年以上小中学校の教育現場で働いていたので、経営や経済について知見がありませんでした。「うるま創業スクール」で専門的分野を学ぶ日々がとても有意義な時間で、いまの事業にとても役立っています。
また、スタッフの皆さんが一生懸命で、活力があるスクールだったと思っています。

──「うるま創業スクール」を卒業し、寺小屋を立ち上げたと聞きました。どのような事業なのでしょうか?
現代版てらこや事業として立ち上げた「琉球エデュースてらこや」は、バスケットボールを中心にスポーツをとおして子どもたちを育成します。理念は、“子どもたちの内に秘めた強みや特徴を引き出し、それらを生かして沖縄や世界に貢献する、自分らしく輝く人を育てるお手伝い”です。
事業はふたつ展開してい ます。ひとつが小学生を対象にバスケットボールを教えている「ドリームスバスケットボールアカデミー」で、もうひとつがキャリアサポート事業として自分の将来設計図を描き、自分で未来を創造していく「ゆめエデュースマップ」です。
── バスケットボール経験はあるのですか?
バスケットボールは小学校4年生から始めて、プロを目指してアメリカの大学で1年間プレーしていました。その後、ドイツに渡りドイツリーグにチャレンジしましたが、結局プロにはなれませんでした。
アメリカ時代、NBA(北米のプロバスケットボールリーグ)に加入寸前までいった上手な選手と練習試合をしました。バスケットボールをつうじて友だちができ、日本ではできないたくさんの経験ができたので、バスケットボールに感謝しています。
「うるま創業スクール」卒業直後に会社設立!
創業1年未満で生徒は着実に増加中
── 事業を始めたのはいつごろです か?
「ドリームスバスケットボールアカデミー」は2024年4月11日にスタートし、「ゆめエデュースマップ」は、2024年9月からスタートしています。
── 卒業して1年でどのような変化がありましたか?
「うるま創業スクール」を卒業して、3月でちょうど1年になります。「ドリームスバスケットボールアカデミー」は徐々に生徒数が増え、2025年2月現在で27名が在籍していて、大きな変化だと感じています。
「ゆめエデュースマップ」については、2024年12月に伊江村立伊江中学校にて「ゆめエデュースマップを作製、可視化することで自分の未来を創る力を高める」をテーマに、講義を担当しました。今後もさまざまな場所で展開していきたいと考えています。
── 集客はどのように行ったのですか?
集客は口コミの影響力が大きいと感じています。
「ドリームスバスケットボールアカデミー 読谷校」は、僕の元生徒だった子たちが9名もきてくれて、その子たち の友だちや、兄弟も来てくれました。「ドリームスバスケットボールアカデミー 桑江校」も教職の先輩つながりで生徒が集まりました。学生たちのおかげですね...(笑)
── 教職員時代のつながりで人が集まったんですね
そうですね。一番大切なのは、子どもたちがスクールでの1時間を楽しんでくれ、保護者の皆さんもいい時間だったと思えるような体験を提供することだと思います。
そして自分も一緒に楽しむことが、子どもたちを楽しませるコツです!

事業計画をしっかり立てて準備万端で起業!
── 起業準備中にやっておいてよかったことを教えてください。
イメージの可視化をすることです。まず自分が事業をとおしてどうしていきたいか、また、お客さまや子どもたちにどうなってほしいかのイメージをしっかり持ちました。そのうえで自分でもゆめマップを作り、1年先・10年先まで事業計画を立てました。
事業計画のなかで最初に始めたのが「ドリームスバスケットボールアカデミー」だったのですが、事業を本格始動する前に体験会をしたのがよかったです。11回ほど開催し、子どもたちが延べ100名近く来てくれました。
── 創業準備期間中にやっておけばよかったと思うことはありますか?
いろいろ考えましたが、やっておけばよかったことがあまり思い浮かばず...。思いつくことは全部やったと思っています。
ネクストステップは英語教室の展開
── 屋宜さんのネクストステップを教えてください。
「ドリームスバスケットボールアカデミー」では、バスケットボールを楽しみながら、上達してほしいと思っているので、2025年4月には一人ひとりのレベルに合ったクラス分けを行います。
「ゆめエデュースマップ」は、中学校などの学校向けのほか、一般の方が受けられるシステムも作りたいと思い、準備を進めています。
さらに、2025年度中に英語教室の展開も考えています。一般的な英語教室ではなく、バスケットボール用語を学びながら、将来役に立つ英検(実用英語技能検定)に向けた勉強や英会話ができる英語教室をめざしています。
英語が話せると世界が広がるので、将来は海外でバスケットボールをしたいという子どもたちはもちろん、バスケットボールに限らず、子どもたちが自己実現をしていくために英語を使えるようになればと思います。

子どもたちの成長をサポートするだけでなく、自分も一緒に成長
── 屋宜さんにとって、教育を提供する醍醐味や楽しみはなんですか?
子どもたちがバスケットボールをつうじて友だちができ、輪が広がっていくのが僕としてはすごくうれしいです。
バスケットボールは勝敗を競うゲームですが、勝敗にこだわりすぎず、純粋にバスケットボールを楽しんでいる子どもたちの姿を見るのも楽しいです。
これからの世のなかを引っ張っていくのは子どもたちですが、僕は子どもたちに教えるだけではなく、自分もいっしょに学んでいく立場・意識でいます。
「琉球エデュースてらこや」は子どもたちが自分を引き出すのがメインです。強みや特徴、得意なことや個性など、いろいろなキラキラ輝いたものがたくさん、子どもたちの内に秘めていると思います。それらを引き出すことで子どもたちが日々自信をもって、楽しく過ごせるお手伝いができたら僕も本望です。
琉球エデュースてらこや
Instagram:https://www.instagram.com/ryukyu_educe_terakoya_24/